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病気を知ろう!病気の用語辞典」は、一般的な病気の用語を集めたサイトです。どんな病気なのかまた、身体の不調に悩んでいる人や、気になる病気の意味を知りたい人のために、使用されている病気用語をできるだけ多く掲載、わかりやすく解説しています。少しでも、皆さんの参考になれば幸いです。また、よく耳にする病気用語につきましても、50音順の索引ができますので、すぐに調べることが出来ますし、病名の検索もできます。是非とも気になる病気を調べて、参考にしてください!。ただ、病気についてのご相談、ご質問などにはお答えしておりませんので、もしご心配でしたら解説だけで自己診断せず実際の医学的な知識のある先生方やかかりつけの先生方の助けをかりたほうがずっと効果的ですし安全です。
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あ   行

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   あるこーるいぞんしょう
アルコール依存症                              

初診に適した科
[精神科] [神経科]

どんな病気か

 アルコール依存症は、薬物依存症のひとつです。ほかの薬物依存症と同じようにアルコール依存症も「脳の病」であり「行動の病」です。
 薬物依存症の主な症状は、「強化された薬物探索・摂取行動」と規定され、脳に行動の記憶として刻印され、完治することがない病気です。長期にわたる断薬(アルコール依存症では断酒)をしても、少量の再摂取から短期間に断薬(断酒)直前の摂取行動にもどります。ほかの慢性疾患と同様に再燃(再発)しやすい病気です。
 アルコール依存症は普遍的な病気ですが、誤解の多い病気でもあります。アル中(慢性アルコール中毒)と同義ではありません。アル中は社会的、道徳的、倫理的なラベリング(レッテル貼りの言葉)であり、医学用語からは排除されています。

原因は何か

 依存性薬物であるアルコールを含んだ嗜好品(しこうひん)、すなわちアルコール飲料を繰り返し摂取すると、脳内へのアルコールの強化作用(その薬物の再摂取欲求を引き起こす作用、アルコールでは飲酒欲求)に対する感受性が増大します。
 強化作用の機序(仕組み)はすべての薬物依存症に共通で、脳内の側坐核から神経伝達物質のドーパミンが放出されることによります。アルコールは、GABA(ガバ)―A神経を介して側坐核からドーパミンを放出させます。
 この強化作用に対する感受性の増大が、飲酒行動を強化し、飲酒パターンが病的となって探索行動(何とかしてお酒を飲むための行動)を引き起こします。感受性の増大する速度は、強化作用に対する感受性のほかに、飲酒量、飲酒頻度などで変わってきます。
 強化作用に対する感受性が高いと、飲酒量や飲酒頻度が高くなくても短期間で依存症に至ります。一方、感受性が低くても、飲酒量や飲酒頻度が高ければ短期間で依存症に至ります。すなわち、アルコールの強化作用に対する感受性と飲酒の反復とから、アルコール依存症が形づくられます。したがって、原因に性格や人格をあげるのは科学的ではありません。


   あるこーるせいかんしょうがい
アルコール性肝障害

初診に適した科
[内科] [消化器科]

どんな病気か

 アルコール性肝障害で最初に生じるのはアルコール性脂肪肝です。それでもなお大量飲酒を続けると、約2割の人にアルコール性肝炎が起こります。
 アルコール性肝炎のなかには、肝性脳症(かんせいのうしょう)、肺炎、急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)、消化管出血などの合併症やエンドトキシン血症などを伴い、禁酒をしても多くの場合1カ月以内に死亡する重症型アルコール性肝炎と呼ばれる病態があります。幸い重症化しない場合でも、長期に大量飲酒を続けるとアルコール性肝線維症(かんせんいしょう)をへて、アルコール性肝硬変(かんこうへん)になる場合があります。
 飲酒の機会は男性に多いのですが、同じ量の長期大量飲酒だと女性のほうに早く肝障害が現れることがわかっていますので、注意が必要です。また、ウイルス性肝炎を合併している場合にはすみやかに肝硬変に進行し、肝細胞がんを合併しやすいので注意が必要です。

原因は何か

 慢性的な大量の飲酒が肝臓に障害を引き起こすことは古代ギリシアの時代からよく知られた事実です。では実際には、どの程度の飲酒になると危険なのでしょうか。
 Pequignotらは純アルコールに換算して1日80g未満を対照群、80〜160gを危険群、160g以上を高危険群とした場合、肝硬変の頻度は対照群に比べて危険群では約5倍、高危険群では25倍になることを明らかにしています。このような成績を基に欧米では1日あたりの安全域をアルコールに換算して30g程度と見積もっています。白人種と黄色人種では遺伝的背景が異なることから、まだ不明確な点が多く残されており、日本人の安全域は明確ではありません。
 ちなみに、日本では1日平均150g 以上のアルコールを飲む人を大量飲酒者と呼びます。この量はお酒に換算すると、日本酒で約5合、ビール大びんで約5本、ウイスキーではダブルで約5杯ということになり、日本には240万人がこの範疇に入ると推計されています。
 日本酒1合に含まれるアルコールは約28gです。1日に日本酒2合で、隔日に飲酒すると仮定すると、1日あたり平均28gのアルコール摂取ということになります。健康日本21では28gを目標に掲げていますので、「隔日に日本酒2合で健康生活」ということになるのかもしれません。


   あるこーるせいしんけいしょうがい

アルコール性神経障害

初診に適した科
[内科] [神経内科]

どんな病気か

 アルコールの毒性というより、いっしょによく起こるビタミン欠乏による症状がみられることが多いようです。
 アルコール依存症の人は飲酒量が多く、日本酒換算で1日5合、ビールで5本以上毎日飲んでいることがあります。このような場合は、食事をバランスよくとることができず、ビタミンB1、B6、B12が不足しがちです。とくにビタミンB1がアルコールの代謝のために使われてしまって、慢性的にB1欠乏状態になります。
 このようなことから、ビタミン欠乏性の障害が神経のいろいろな部位で起こります。

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