免疫不全症候群

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   めんえきふぜんしょうこうぐん
免疫不全症候群                             

初診に適した科

[小児科] [内科]

●原発性免疫不全症(げんぱつせいめんえきふぜんしょう)

どんな病気か

 免疫系は感染から身を守る重要な体の仕組みです。重要な免疫系の仕組みは主に4つに分けられ、それらには、T細胞を中心とする細胞性免疫、B細胞で作られる抗体による液性免疫、好中球(こうちゅうきゅう)、マクロファージなどの食(しょく)細胞、補体(ほたい)があります。原発性免疫不全症とは、これらの免疫系の仕組みのいずれかの個所に生まれつき障害があり、感染から十分に身を守れなくなった状態を意味します。
 また、この4つの仕組みのなかでも、さまざまな段階で障害が起きることが知られており、原発性免疫不全症といっても、その多様性により、さまざまな症状を示すことが知られています。そのため、すべての原発性免疫不全症をひとつの概念でまとめてしまうことは不可能ですが、感染が重症になったり、なかなか治らなかったり、しばしば感染症にかかったり、健康な人では病気を起こさないような弱い微生物でも病気を起こすようになったりする(日和見(ひよりみ)感染)といったように、易(い)感染性(感染しやすい)といった概念で理解するのが適当だと思います。
「かぜをひきやすい」といった訴えに代表される易感染性は、母親からの胎盤を介する移行抗体がなくなる乳児期後半から、集団生活が始まる保育園、幼稚園のころまでしばしばみられる現象です。しかし、この易感染性をもって免疫不全症と診断することはできません。2歳以下の子どもでは、上気道炎に年平均8回かかるという報告もあります。
 そのため、小児科医に相談するひとつの目安として、小児期の上気道炎の発症が月に1回以上であることがあげられますが、ほかにも外界と接する呼吸器(中耳炎、副鼻腔炎(ふくびくうえん)、気管支炎、肺炎、気管支拡張症)、消化器(反復性下痢、難治性(なんちせい)下痢、吸収不全)、皮膚の感染をしばしば伴うことなども、小児科医に相談する目安になります。













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