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  らんし(せいらんし、ふせいらんし)
乱視 (正乱視、不正乱視)                          

初診に適した科

[眼科]

どんな病気か

 乱視とは、眼球の屈折面が球面ではなく、眼の経線方向によって屈折力が異なるため、外界の1点から出た光が眼内で1点に結像しない眼の屈折状態を総称したものです。
 乱視はその光学的性質から、分類されています。
正乱視
 正乱視は、角膜(かくまく)または水晶体(すいしょうたい)の対称的な歪(ゆが)みのために生じ、円柱レンズによって矯正(きょうせい)が可能な乱視の総称です。
 円柱レンズとは、円柱を軸に平行な平面で切り取ったものです。軸方向には屈折力がありませんが、軸と垂直方向に屈折面があるレンズで、凹と凸の円柱レンズがあります。その円柱レンズと球面レンズの組み合わせのパターンにより、近視性(きんしせい)乱視、遠視性(えんしせい)乱視、混合乱視に分類されます。
 別の分類方法として、屈折力が強い強主経線が垂直方向の直(ちょく)乱視、同じく強主経線が水平方向の倒(とう)乱視、強主経線が斜め(0度または90度以外)の方向である斜(しゃ)乱視という3種類に分ける場合もあります。
 さらに、強主経線が正視つまり球面レンズでの補正を必要としない単(たん)乱視、強主経線とそれに直交する屈折力が弱い弱主経線が、どちらも遠視もしくは近視である複(ふく)乱視、強主経線が近視で、かつ弱主経線が遠視である混合乱視という分類方法もあります。
 いずれにせよ正乱視と総称される乱視は、球面レンズだけでは光学的に補正ができず、円柱レンズを組み合わせることにより光学的に補正できる乱視と考えてよいでしょう。
不正乱視
 屈折面での屈折が不規則で、円柱レンズで補正することができない乱視を総称して不正乱視といいます。
 原因としては円錐(えんすい)角膜、翼状片(よくじょうへん)などによる角膜の非対称的な歪みや、外傷による水晶体の亜脱臼(あだっきゅう)、加齢性変化による白内障(はくないしょう)、まれに円錐水晶体などの水晶体疾患などで生じます。
 近年、不正乱視は「高次収差(こうじしゅうさ)」とも呼ばれるようになり、波面センサーという機械を用いることで、その光学的特性などを分析することができるようになりつつあります。不正乱視(高次収差)をその特性で大きく分けると、いわゆるピンぼけを生じる「球面収差」と、彗星(すいせい)の尾のように網膜(もうまく)に結像させる「コマ収差」の組み合わせともいえます。














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